責任感が強すぎて、心が折れそうなあなたへ。「郵便屋さん」になって自分を守る方法

【仕事】静かなる働き方

あなたは、何かを人に伝えるとき、こんなふうに悩みすぎていませんか?

「このメール、失礼じゃないかな?」
「あの人に頼み事をしたら、嫌な顔をされるかも…」
「私がやった仕事、完璧じゃなかったらどうしよう」

送信ボタンを押すのに何十分もかかったり、相手の返信が来るまで胃がキリキリしたり。

それは、あなたが「責任感が強い人」だからです。 相手のことを真剣に考えている証拠でもあります。

でも、その責任感が強すぎると、あなたの心はいつかポキッと折れてしまいます。 今日は、そんなあなたが「責任の荷物」を半分に減らすための、ある「職業」の話をします。

あなたは「著者」ですか? それとも「郵便屋さん」ですか?

私たちが苦しくなる時、心の中で「過剰な責任」を背負っています。

「相手が喜ぶかどうか」 「相手が怒らないかどうか」 「結果が出るかどうか」

これら全てを、「私の責任だ」と思い込んでしまっているのです。

でも、少し冷静になって考えてみましょう。 手紙(メッセージや仕事)を受け取った相手が、どう感じるか、どう反応するか。 それは、相手の自由(相手の課題)であって、あなたがコントロールできることではありませんよね?

ここで、イメージの切り替えを行います。 今日から、あなたは「手紙の内容に責任を持つ著者」ではなく、 「ただ手紙を届けるだけの郵便屋さん」になってみてください。

郵便屋さんは、ポストに入れた後に悩みません

郵便屋さんの仕事はシンプルです。 「指定された手紙を、指定されたポストに、丁寧に投函すること」。 これだけです。

ポストに入れた後で、 「家主さんはこの手紙を読んで喜ぶかな? 怒って破り捨てたらどうしよう…」 なんて悩みながら、ポストの前で立ち尽くしたりしませんよね。

「はい、配達完了! 次!」 と言って、サッサと次の現場へ向かいます。

なぜなら、「ポストに入れた後のことは、私の管轄外だ」と知っているからです。

「私の仕事は、届けることまで」と線引きをする

もしあなたが、仕事や人間関係で「怖い」と感じたら、 心の中で**「郵便屋さんの制服」**を着るイメージをしてください。

そして、こうつぶやきます。

「私の仕事は、これを届けることまで。」 「ここから先は、相手の担当エリア。」

  • メールを送ったら、PCを閉じて「配達完了!」と言う。
  • 頼み事を伝えたら、「あとは相手が決めること」と割り切る。

こうやって「自分の課題」と「相手の課題」の間に線を引くだけで、心の負担は驚くほど軽くなります。

これは冷たいことでも、無責任なことでもありません。 あなたが潰れずに、長く役割を果たし続けるために必要な「プロの技術」なのです。

完璧じゃなくても、手紙は届く

かつての私は、「成果を出さなければ価値がない」という思い込みに縛られ、動けなくなっていました 。 「完璧な手紙を書かなきゃ」と思って、一文字も書けなかったのです。

でも、郵便屋さんになってからは違います。 「字が少し汚くても、届けることに意味がある」と思えるようになりました。

あなたも、完璧を目指さなくて大丈夫です。 震える手でも、不安なままでも、ポストに入れることができれば、あなたの仕事は100点満点です。

今日は少しだけ肩の力を抜いて、 「配達」に行ってらっしゃい。


【追伸】

「そうは言っても、やっぱり失敗するのが怖い…」
「人からどう思われるかが気になって動けない…」

そんなふうに、どうしても「評価」が気になってしまう方は、 その恐怖の正体が「神経症的誇り(プライド)」という鎧(よろい)かもしれません。

私が翻訳したハンドブック『生きづらさの処方箋』の P.80 に、 「なぜ、私たちは弱さを隠そうとしてしまうのか?」 という心のからくりについて詳しく書いています 。

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